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「チョコパラTV」の会見には映画出演した松原しゅうさんらがかけつけた
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チョコパラTVの画像イメージ。更新映像のサムネイル(一覧表示するための縮小版)を見ることができる
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 NTTとイベント企画などを手がけるソイ・インターナショナルは,インターネット上の映像コンテンツのダイジェスト版を作成して再配信する「チョコパラTV」を開発し,実験サイトを設けて実証実験を始めた。実験サイトでは,映画「バッシュメント」(「シブがき隊」の布川敏和監督)の関連情報や出演女優,監督の映像付きブログを紹介しており,チョコパラTVを使うことで同WWWサイト内の更新映像を簡単に閲覧できる。

NTT研究所の技術を応用



 チョコパラTVは,NTTサイバーソリューション研究所が開発した音声要約技術「チョコパラ」を応用したものである。同技術は,音声ストリームの中から声が大きくなったり,甲高くなったりする「盛り上がり」部を自動抽出する。

 チョコパラTV では,この技術を使って長時間の映像コンテンツを15秒程度のダイジェスト版に要約,その要約コンテンツのURLなどを,RSSを用いて再配信する。RSSは,インターネット上の更新情報をとりまとめて配信するための文書フォーマットである。今回のチョコパラTVでは,通常のRSSに映像・音声の区切りの情報や盛り上がりの度合いを示す数値情報を加えた「コンテンツ・ハイライトRSS(CH-RSS)」形式で映像ダイジェストを配信する。

 映像ダイジェストは,いわゆるFlashプレーヤで閲覧できる。このため,専用ソフトウエアをダウンロードする必要がない。映像・音声を含むページのRSSをサーバに登録することで,最新映像を閲覧できるようになる。

 バッシュメントのアソシエイトプロデューサーを務めるソイ・インターナショナル 代表取締役社長の高橋幸司氏は「出演者などの映像を閲覧できる機会を増やすことで映画の販促になる」とチョコパラTVへの期待を口にすると共に,「例えば,悲しい映画などでは,盛り上がる部分が必ずしもその映画の内容を示しているとは言えない。ダイジェスト映像の使い方には配慮が必要だろう」と課題を語った。