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NECが開発したタイプの「iBox」。屋外に設置し,地域情報を提供する。災害発生時の情報インフラとしての利用法も検討している。
NECが開発したタイプの「iBox」。屋外に設置し,地域情報を提供する。災害発生時の情報インフラとしての利用法も検討している。
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災害時には避難情報などを表示させる利用法も可能。
災害時には避難情報などを表示させる利用法も可能。
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沖電気が展示した「iBox 大型表示板タイプ」。空港の発着情報表示と兼用する利用法も想定する。
沖電気が展示した「iBox 大型表示板タイプ」。空港の発着情報表示と兼用する利用法も想定する。
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 NECと沖電気工業は,屋外に設置可能な情報ステーション「iBox」を開発し,2005年12月14日から開催中の「TRONSHOW2006」において展示した。国土交通省が推進する「自律移動支援プロジェクト」の実証実験で利用する。

 iBoxは液晶ディスプレイや音声合成ユニットなどを備え,通常時は街角などで地域情報や観光情報を提供する。そして災害発生などの緊急時には避難情報を表示させることができる。屋外に設置するため,強度や防水には気を配ったという。

 さらに,人工衛星と連携した災害時の情報インフラとして利用する構想もある。「宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で,災害発生時に人工衛星による通信機能を利用するための研究を進める」(東京大学の坂村健教授)。

実証実験で道案内などに利用,災害時の情報インフラにも適用」

 NECが展示したiBoxは,道路標識のような丈夫な柱に情報表示部分が装着されているタイプ。15インチ型のタッチパネル付きカラー液晶パネルを備える。無線LANや,赤外線および微弱無線による「ucodeタグ」検知機能,無線ICタグ(RFIDタグ)リーダー/ライター,人の近接を感知する人感センサを備える。コントローラ部はT-Engine仕様に基づく。人感センサと連動し,人が近づくと表示内容を切り替えたり,音声合成により利用方法を案内するなどの利用法が可能である。eTRON仕様のICカードをかざすことで,個人向けの情報を表示させる利用法も可能。災害時に被災者との連絡用掲示板として使うといった利用法を想定する。

 このタイプのiBoxは,既に東京・上野公園で実証実験を済ませている。「ユビキタス・コミュニケータ」と組み合わせ,来訪者への道案内や,名所の由来の説明,動物に関する情報の提供などに利用した。2006年1月には,青森県で実施するユビキタス実験に利用する予定という。

大画面液晶の搭載モデルも

 沖電気工業は,45インチ型と大画面の液晶ディスプレイを備えた「iBox 大型表示板タイプ」を展示した。基本的な機能はNECが展示したモデルと共通だが,大画面を生かして,観光案内を表示したり,空港で航空機の発着状況を表示したりといった利用法を想定している。

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