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 オランダRoyal Philips Electronics社とフィンランドNokia社,Visa USA社などは2005年12月14日,近接無線規格「NFC(Near Field Communication)」に対応する携帯電話機を使った,次世代サービスの実証実験を北米で開始すると発表した(ニュースリリース)。

 米ジョージア州アトランタにある競技場「Philips Arena」で,売店での物品購入時にNFCを利用して料金を支払うなどのサービスを予定する。実験に参加するのはこのほか,米Atlanta Spirit社,米JPMorgan Chase & Co.,米Cingular Wireless社,米ViVOtech社。同社らは「今回の実験は,北米で過去最大規模」としている。Philips ArenaではNBA(National Basketball Association)やNHL(National Hockey League)の試合が行なわれている。

 実験では,Nokia社の携帯電話機「Nokia 3220」に,NFC用チップを内蔵したジャケット「Nokia NFC Shell」を取り付けて利用するもよう。競技場に設置したポスターから携帯電話機に対して,着信メロディや壁紙データのダウンロードを行なうサービスも想定する。

 NFCは13.56MHz帯を使った近接無線規格で,10cmほどの距離で最大約400kビット/秒のデータ通信が可能な規格。「Felica」や「Myfare」にも同一の物理層が利用されている。なおNFCを推進するThe Near Field Communication Forumは,2006年1月5日から米ラスベガスで開催される「2006 International CES」でも,対応する試作機の実演を行なう予定。