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 技術者の人材派遣を展開するフルキャストテクノロジー(本社東京)は,オーストラリアのクイーンズランド州にあるグリフィス大学と提携し,文科系大学出身者が技術者として勤務するための研修を開始する。第1期の研修は,2006年1~11月。研修修了者は,同社の技術者社員として採用される。

 この試みの背景には,技術者の不足がある。現在日本では,少子化が進む一方で,企業の技術者採用意欲が高まっている。そのため,技術者の確保が難しい。同社は「文系出身者であっても基礎的研修を効率よく行えば,エンジニアとして活躍できる分野がある」と判断し,文系出身者に向けた事業の展開を決めた。

 第1期は,10人を募集する。応募資格は,文系大学を卒業した25歳以下,もしくは理系大学を卒業した27歳以下の男女。研修はすべて英語で行うため,TOEFLが525点,TOEICが690点,IELTSが5.5点のいずれかを満たす英語力が必須だ。さらに,5年以上の英語圏への留学経験も条件。

 研修生は主に,組み込みソフトウエアに関する技術を習得する。カリキュラムは,同社が日本や中国で実施してきた組み込みソフトウエア研修プログラムをベースとし,指導はグリフィス大学の講師が担当する。フルキャストは,研修にかかる費用を奨学金として研修生全員に貸与する。