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Yamatoの構成 AMDのデータ。
Yamatoの構成 AMDのデータ。
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説明会場にあったYamatoの実機。日経マイクロデバイスが撮影。
説明会場にあったYamatoの実機。日経マイクロデバイスが撮影。
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Display Cache手法(右端)。AMDのデータ。
Display Cache手法(右端)。AMDのデータ。
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 日本AMDは,12月15日に都内で報道機関を対象に米AMD, Inc.のモバイル戦略を説明した。AMDはプロセサ・コアを二つ集積したモバイル機器向けのマイクロプロセサ(Turion 64 Dual Core)を来年にも正式発表する予定で,今回はそのMPUをベースにしたノート・パソコンのレファレンス機を使ったデモンストレーションを見せた。

 このレファレンス機は,AMDが2005年1月に日本に開設した「JEL(Japan Engineering Lab)」で開発を進めているものである。日本で開発しているためか,レファレンス機は「Yamato」という名称になっている。今回のデモではH.264 HDのビデオ画像をUMA(unified memory architecture)で再生してみせた。

 JELではYamatoが「電池駆動で5時間持つ」ことを目標にしている。ただし今回は電池ではなく,通常の商用交流電源で稼働させた。「現在,各種の低消費電力化技術の調整を行っている」(JEL所長の福井健人氏)とした。

 低消費電力化技術の一つが,同社が「Display Cache」と呼ぶ手法である。PCのアイドル状態でディスプレイのリフレッシュ動作に必要な消費電力を下げることをねらう。具体的には,このリフレッシュ動作に必要なフレーム・バッファをノース・ブリッジに集積させる。外付けのフレーム・メモリーが不要になり,かつMPUの負荷を抑えることをねらう。

 ただし,この手法を実現するには,チップセット・メーカーがフレーム・バッファを搭載したノース・ブリッジLSIを提供する必要がある。「そのための交渉を進めている段階」として,今回のデモンストレーションでは,Display Cache手法は使われなかった。