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開発した塗料を適用したAQUOS向けスタンド部(手前)とエアコンのオープン・パネル(後方)
開発した塗料を適用したAQUOS向けスタンド部(手前)とエアコンのオープン・パネル(後方)
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 シャープは,東京ビッグサイトで2005年12月15日~17日に開催されている「エコプロダクツ2005」に,とうもろこしを原料とする植物系樹脂塗料を用いたテレビ部品を初めて公開した。2006年春に発売する予定の液晶テレビ「AQUOS」のスタンド部である。植物系樹脂を筐体に用いたノート・パソコンなどは他社から既に実用化例が登場しているが,「植物系樹脂塗料の実用化は世界初」(同社)という。

 塗料は関西ペイントと共同で開発した。植物系樹脂塗料の課題だった耐久性などを改善し,家電製品で使えるレベルにまで引き上げたとする。今回塗料を適用したスタンド部は「現行品と見比べても違いは分からない」(同社)。製品のライフサイクル全体で見ると,現行の塗料を採用する場合に比べて環境負荷を1/3に低減できるという。塗装は従来と同じラインで行うことができ,作業性も同じである。コストは現行品よりも若干高くなるが,採用規模が大きくなれば現行品並みになるとみている。

 シャープは2006年以降,AQUOSでの採用を順次拡大するとともに,エアコンなどの白物家電にも適用する考えである。展示会では一例として,エアコンの室内機で用いるオープン・パネルの試作品を展示していた。