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 富士電機システムズは,2006年4月に施行される新しい大気汚染防止法に対応する測定器「赤外線式VOCガス測定器 ZSX」を発売した。化学製品製造施設や工業用洗浄装置などの施設で使用する。外形寸法は225×365×485mmで,質量は12kgと小型で扱いやすい。本体価格は200万円。

 測定方式は,触媒酸化-非分散赤外線分析法(NDIR)。測定方法は,まずVOCガスを触媒で酸化させて二酸化炭素(CO2)に変換し,測定する。その測定値からサンプル中にもともと存在するCO2の量を差し引き,残ったCO2の濃度をVOCガス濃度として容積比の百万分率(vol ppmC)で表示する。水素炎検出法(FID)とは異なり,燃料ガスや助燃ガスが不要なため,ランニングコストを抑えられる。

 サンプルガス吸引器やフィルタ,流量計を内蔵するため,サンプルガスを捕集したバッグや,ガスを導入する配管を接続するだけで測定を始められる。測定範囲は,0~1000/0~5000vol ppmCで切り換えられる。90%応答時間は120秒以内。出力信号は,記録計用の電流電圧/電流信号とプリンタやパソコン用のRS-232C信号の2種を備える。