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 帝人化成と名機製作所は共同で,4軸並行制御の大型射出プレス成形機「MDIP-2100-HR2」を開発した。2m2クラスの2色樹脂窓を成形でき,2色回転タイプとしては世界最大級という。帝人化成は同機を,自社のプラスチックステクニカルセンター(千葉市)の既存設備を改造して導入する。

 自動車窓にポリカーボネート(PC)を用いる動きは急速に進んでいる。面積の大きい樹脂窓は実用化されていないのが現状だが,帝人化成は,今後は車両の軽量化を図るために,大型の窓も樹脂化されていくとみている。そこで,2003年に両社が開発し,同センターに導入した「MDIP-2100-DM」(図1~3)をベースとして,HR2を開発した。

 改造のための投資額は,約2億円。2006年3月に着工し,同年6月に完成する予定だ。これによって帝人化成は,ポリカーボネート製の自動車用大型サンルーフの成形などに利用できる,2色成形技術の確立を目指す。将来は,窓とボディの一体成形といった,大型モジュール製品を成形する技術の開発を進めるという。

図1◎「MDIP-2100-HR2」のベースとなる既存の「MDIP-2100-DM」
図1◎「MDIP-2100-HR2」のベースとなる既存の「MDIP-2100-DM」
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図2◎「MDIP-2100-DM」。図1とは別角度で見たもの
図2◎「MDIP-2100-DM」。図1とは別角度で見たもの
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図3◎「MDIP-2100-DM」で成形したサンルーフ
図3◎「MDIP-2100-DM」で成形したサンルーフ
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