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 新日本無線は, 800MHz帯と2.1GHz帯のデュアル・バンドに対応するW-CDMA方式携帯電話機の受信回路に向けた低雑音アンプ(LNA)「NJG1122PB4」のサンプル出荷を開始した(発表資料)。800MHz帯と2.1GHz帯の動作モードの切り替えや,通話時の高利得モードとスタンバイ時の低利得モードの切り替えを実行する際に外部から入力する電圧を,同社従来品の+2.7Vから+1.85Vに下げた。+1.85Vは,ベースバンドLSIのチップセットで制御信号電圧として一般的に使うという。今回,LNAの動作モードを切り替える電圧を,チップセットの制御信号電圧とそろえた理由は,携帯電話機を設計する際の利便性を高めるためである。パッケージは12端子のFFP(Flip-chip Fine Package)。外形寸法は2mm×2mm×0.65mmである。他社からは同2.4mm×2.4mm×0.5mmのデュアル・バンド対応LNAが製品化されており,今回の製品は高さが0.15mm厚いものの実装面積は約30%小さい。LNAに用いたチップはGaAs技術で製造した。サンプル価格は150円。2006年1月から月産50万個の規模の量産に移行する予定である。

 今回のLNAは動作電圧が標準+2.7V。消費電流は,高利得モードで800MHz動作時に標準2.4mA,2.1GHz動作時に同2mAである。スタンバイ時の消費電流は,800MHz動作と2.1GHz動作共に同4μA。高利得モードにおける利得は,885MHz時に標準16dBと2.14GHz時に同14.5dB。低利得モードではそれぞれ標準-4.5dBと同-4dBである。