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 JSRは,EP(エチレン・プロピレン)事業を強化するため,同社鹿島工場(茨城県・神栖町)の生産設備を増強する。さらに生産拠点を,現在の四日市工場(三重県四日市市)と鹿島工場の2カ所から,鹿島工場のみとする。これによって,事業の効率化を図る。

 EPの主な用途は,自動車部品。アジアを中心として自動車の生産量が増えており,それに伴って,EPの需要も増加している。そこで,生産能力の増強を決めた。現在の鹿島工場の生産能力は,1年間で2万5000t。2006年には,3万6000tまで増やす計画だ。四日市工場の生産能力は4万5000tだが,実際に品質を確保して生産できる量はそれより少ないという。そのため,鹿島工場に生産を集約する。

 併せて同社は,海外需要に対応するための体制も強化する。韓国でのEP製造/販売会社である錦湖ポリケムへの出資比率を,35%から50%に引き上げた。錦湖ポリケムは,JSRのほか,米EXXONMOBILE PETROLEUM & CHEMICAL HOLDINGS社が15%している合弁会社。JSRは,EXXONMOBILE社が保有する株式を取得する。持ち株比率を引き上げることで,錦湖ポリケムとの連携を深める。

 錦湖ポリケムの現在の生産能力は,年間5万1000t。2007年8月には7万8000tに増産する。鹿島工場と韓国の生産量を合わせると,四日市工場で生産していた分を補える見通しだ。