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 米ベンチャー企業SavaJe Technologies Inc.は,同社のJavaベースのOS「SavaJe OS 2.5」を機器メーカーなどに向けて出荷開始した。韓国LG Electronics社と香港Group Sense PDA Ltd. (GSPDA) が,それぞれ2006年に携帯電話機に組み込み製品出荷する予定である(発表資料1発表資料2IT Pro関連記事)。

 SavaJe OSは,マルチタスクOS機能,各種ミドルウエア,GUIを備えた携帯電話アプリケーションなど,高機能な携帯電話機を構成するための一連の機能を提供する。SavaJe OSを利用することで,OS,ミドルウエア,アプリケーション類をそれぞれ調達し統合する手間をかけずに高機能な携帯電話機を開発できる。GSM/GPRS方式とEDGE方式をサポートする。W-CDMA方式/UTMS方式にも対応可能という。

マルチタスクJVMとSwingベースのGUI環境を備える

 Java実行環境としてJava ME CDCおよびCLDCをサポートし,マルチタスク機能を備える。CLDC/MIDP上のアプリケーション「MIDlet」とCDC/Personal Basis Profile(PBP)上のアプリケーション「Xlet」を同時に実行させることも可能だという。Java MEだけでなく,Java SE(デスクトップJava環境)の機能群を利用できる。例えばJava SEが備えるセキュリティ機能や,GUI構築用のSwingコンポーネントを利用できる。Javaにより開発したサード・パーティー製ツールも容易に組み込むことができる。

大部分の機能はJavaで開発

 SavaJe OSは,OS機能,Java実行機能だけでなく,以下の各機能も備える。

  1. 3GPP準拠の携帯電話機能。
  2. ネットワーク機能。TCP/IP,WAP2.0,OTAプロビジョニング,HTTP,USB,IrDA,Bluetoothなど各種通信機能をサポートする。
  3. マルチメディア機能。音声データ形式としてMP3/AAC,動画像形式としてMPEG-4/H.263をサポートする。
  4. PIMデータベース機能。
  5. セキュリティ機能。SSL/HTTPS,OMA1.0準拠DRMなど。
  6. ゲーム機能。2次元および3次元グラフィックス・エンジンを搭載する。
  7. チャット機能。
  8. データ同期の機能。IrMC,SyncML。

 SavaJe OSは,カーネル,デバイス・ドライバ,Java仮想マシン,グラフィックス機能,マルチメディア機能などはC/C++で記述し,それ以外のミドルウエアやアプリケーション類はJavaで記述してある。

 なおSavaJe Technologies社は,米Lucent Technologies社が2000年に設立したベンチャー企業である。