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東レ東海工場
東レ東海工場
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 東レはこのほど,温室効果ガス(GHG)の排出量削減目標を「2008年度までに1990年度比で10%削減」に設定した。従来,同社は目標値を6%にしていたが,2005年度の削減幅6.9%と目標を上回る見込み。そこで今回新たに目標を見直したという。

 当初の目標を3年前倒しで達成できた理由の一つは,同社の東海工場にGHGの一種である一酸化二窒素の排出量が大幅に減る装置を導入したこと。この装置は,ナイロン6の原料である「カプロラクタム」の製造設備の排気(オフガス)に含まれる一酸化二窒素を,熱分解によって窒素と酸素に完全分解するもの。カプロラクタムの製造過程で生成するオフガスを,製造設備の塩酸回収工程に送り,1200℃以上の高温下で完全分解させる。これにより,GHGを二酸化炭素換算で年間18万t削減,2004年度の同社GHG排出量比では7%削減できたという。