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 三菱マテリアルは,連結子会社である釜屋電機の一部株式と台湾菱慶股イ分(注:「イ分」は「人」偏に「分」)有限公司の円板型コンデンサ事業を譲渡することで,台湾の華新科技股イ分有限公司(以下,Walsin社)と基本合意に達した。電子部品の価格が世界的に下落傾向にあることを受けて,譲渡を決定したとする。Walsin社は積層コンデンサやチップ抵抗器,インダクタなどのメーカーで,台湾,中国,日本に生産拠点を有している。譲渡時期は2006年4月の予定だ。

 釜屋電機は1957年に設立。チップ抵抗器やチップ・ヒューズの製造・販売を手掛けてきた。神奈川県大和市に本社を構え,北海道,マレーシア,台湾に生産拠点を抱えている。2005年3月期(2004年4月~2005年3月)の売上高は69億6500万円。6億3000万円の純損失を計上している。三菱マテリアルは,保有する釜屋電機の株式95.84%のうち,85.84%をWalsin社に譲渡する計画だ。

 台湾菱慶股イ分有限公司は1970年に設立。円板型コンデンサやスパッタリング・ターゲットの製造・販売を手掛けている。三菱マテリアルの出資比率は99.72%。2005年3月期の売上高は27億5700万円だった。2億2000万円の純損失を計上している。今回,円板型コンデンサ事業については売却するが,その他の事業については三菱マテリアルの子会社として継続するという。