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 富士通の2005年10月~12月期の売上高は対前年同期比7.5%増の1兆1214億4200万円,営業利益は同160.8%増の125億9100万円だった。前年同期は95億7000万円の赤字だった当期純損益は,33億6700万円の黒字を計上した。売上高,利益ともに期初の予測を上回っている。主に海外でUNIXサーバやパソコン,ハード・ディスク装置(HDD),LSIなどの売り上げが好調に推移したという。

 デバイスソリューション部門の売上高は対前年同期比0.1%減の1826億3400万円だった。ただし,フラット・パネル・ディスプレイ(FPD)事業の譲渡の影響を除く,継続事業ベースの比較では12.8%の増収となる。LSI事業は携帯電話機やデジタル家電向けの需要が旺盛で,5四半期ぶりで売り上げが前年実績を上回った。特に海外では2ケタの増収となっている。

 同部門の営業利益は前年同期の約27倍となる94億5800万円だった。LSI事業では2005年9月に量産を開始した三重工場の300mmウエハー対応新棟の立ち上げ費用がかさんで減益となったものの(Tech-On!関連記事),電子部品事業が好調に推移したこと,FPD事業の赤字がなくなったことで,部門としては大幅な増益となった。

パソコン事業は国内外で好調

 テクノロジーソリューション部門の売上高は対前年同期比9.1%増の6693億400万円だった。英国でのアウトソーシング・ビジネスが引き続き好調で2ケタの増収となり,部門全体の売り上げ増を牽引した。一方,システム・プラットフォーム事業はサーバの海外市場における競争激化,国内での伸び悩みに加えて,携帯電話機基地局や光伝送システム,サーバ関連の次世代機の開発費用がかさんで102億円の赤字を出した。これを受けて,部門全体の営業利益は同26.5%減の90億900万円となった。

 ユビキタスプロダクトソリューション部門の売上高は対前年同期比5.9%増の2549億4900万円,営業利益は同26.7%増の59億2200万円だった。パソコン事業は国内で個人向けを中心に販売数量が伸びて増収,海外ではパソコン,HDDともに好調で2ケタの増収を記録した。同社は1.8インチ型HDD市場への新規参入を発表しており(Tech-On!関連記事),「成長市場へバランスよく経営資源を配分することで,一層の成長を図る」(同社広報)としている。

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