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 三洋電機の2005年10月~12月期決算は62億1800万円の最終黒字となった。売上高は対前年同期比1.5%減の6115億3500万円と微減ながら,営業利益は同57.6%増の163億2400万円と伸長した。

 利益を押し上げたのは,コンポーネント部門。同部門の売上高は対前年同期比1.4%増の2397億200万円,営業利益は同353.0%増の140億9400万円となった。液晶パネルや光ピックアップの売り上げは低迷したものの,太陽電池やLiイオン2次電池の売り上げが拡大した。

 ただし,主力のコンシューマ部門は減収減益に終わった。売上高は対前年同期比4.4%減の3054億3900万円,営業利益は同77.1%減の18億4400万円である。携帯電話機の不振が続いたほか,テレビや液晶プロジェクタ,洗濯機なども前年同期に対して売り上げ減となった。一方,デジタル・カメラと冷蔵庫の売り上げは前年同期の実績をそれぞれ20%以上,上回っている。

子会社再編を引き続き進める

 直近3カ月では黒字決算とした三洋電機だが,9カ月通算ではなおも赤字で,2005年度通期(2005年4月~2006年3月)も最終赤字を計上する見通しだ。売上高は対前年度比1.8%減の2兆4400億円,純損失は2330億円を見込んでいる。

 同社は今後も事業や子会社の再編を進める計画で,決算発表と同時に,新たに子会社を吸収合併すると発表した。各種冷熱機器などの販売を手掛けてきた三洋シーアンドシーを2006年4月1日に合併する予定だ。また,人材派遣事業などを手掛けてきた三洋ヒューマンネットワークの株式をリクルートに譲渡することを決定した。三洋電機グループが保有する三洋ヒューマンネットワーク株の90%を2006年3月に譲渡する計画である。

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