PR
三洋電機らが業界で初めて実用化したアクティブ・マトリクス型の有機ELパネル
三洋電機らが業界で初めて実用化したアクティブ・マトリクス型の有機ELパネル
[画像のクリックで拡大表示]

 三洋電機は,有機ELパネル事業からの撤退を明らかにした。同社と米Eastman Kodak Co.の合弁会社で有機ELパネルの製造・販売を行うエスケイ・ディスプレイは合弁を解消する。三洋電機は,有機ELパネル事業撤退の理由について「中期経営計画に基づく事業の選択と集中の結果,コア事業への一層の集中を推進するため」(同社)と説明する。

 岐阜県にある有機ELパネルの生産設備については「売却の可能性を検討する」(三洋電機)。開発などに携わっていた人員については「退職,もしくはスキルなどを考慮して再配置する」(同社)。有機ELパネル関連の知的財産の扱いについては,現在のところ未定という。

 三洋電機は,Eastman Kodak社と共同開発を進めてきたアクティブ・マトリクス型の有機ELパネルを,2003年に業界で初めて実用化したメーカー(Tech‐On!関連記事1)。最近では,2006年2月下旬に三洋電機が発売するデジタル・カメラにも,エスケイ・ディスプレイ製の有機ELパネルが搭載されていた(Tech−On!関連記事2)

 アクティブ・マトリクス型の有機ELパネルについては,2005年12月にパイオニアが事業化を断念することを明らかにしたばかり(Tech−On!関連記事3)

 なお,三洋電機との合弁を解消したEastman Kodak社は今後,材料の研究開発や有機EL技術のライセンス供与だけでなく,他社メーカーとの協力によってパネルの設計/生産に向けた取り組みを進め「有機ELパネル産業への関与を拡大していく」(同社)という。