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 日本ビクターの2005年10月~12月期決算は4四半期ぶりに最終黒字に転じた。営業利益は対前年同期比79.7%減の15億1000万円,純利益は同98.0%減の1億2700万円と,前年同期に比べて低い水準ながら,黒字を計上している。売上高はほぼ前年同期並みの2405億4300万円である。

 ただし,民生用機器事業はこの四半期も営業損失6億2500万円を計上した。DVDレコーダのソフトウエア部分の不具合でサービス・コストがかさんだことや,液晶テレビの価格下落などが赤字要因となった。売上高は対前年同期比0.3%増の1858億1400万円と前年同期並みを確保している。DVD機器の製品系列を減らしたことや,オーディオ市場の冷え込み,北米のテレビ事業の不振などによる減収分を,国内外での液晶テレビの売り上げ増や海外向けのD-ILAプロジェクション・テレビの売り上げ拡大などでカバーした。同事業は,2006年1月~3月期には黒字化を見込んでいる。

 電子デバイス部門は売上高が対前年同期比19.2%減の78億2100万円と落ち込んだものの,前年同期は赤字だった営業損益を1億円の黒字とした。偏向ヨークの市場縮小や事業の選択と集中で売り上げは減っているものの,ハード・ディスク装置(HDD)用流体軸受モータや高密度多層基板が好調で,利益を押し上げた。

 産業用機器部門も海外向けプロ用HDカメラなどが好調で,減収ながら増益となった。ソフト・メディア部門もサザンオールスターズやSMAP,関ジャニ∞などの音楽ソフトウエアが好調で,前年同期に対して2ケタの増収となった。

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