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半導体市況は3カ月連続で高水準を維持。データガレージのデータ。
半導体市況は3カ月連続で高水準を維持。データガレージのデータ。
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 データガレージは,独自に調査・集計・算出した半導体BB比(受注額/販売額)である「DGレシオ」の2005年12月分を発表した。DGレシオは2005年11月から横ばいの1.10となった。受注は1.31(2003年1月時点との相対値)と対前月比0.02ポイント減少,販売は1.33と同0.02ポイント減少した。この結果を同社は次のように分析する。

 DGレシオは依然として高い水準を維持している。12月の受注水準は11月に続いて高く,2006年1月に入っても好調を持続している。年末商戦後の在庫も少なく,旧正月商戦向けの生産が続いている。1~3月期の調整は例年に比べて穏やかになる可能性が高く,市場動向の焦点は2006年6月に開催されるサッカー・ワールドカップ後の需要に移りつつある。

テレビ,ゲーム,携帯型音楽プレーヤが依然好調,デジカメは復調せず

 分野別では,パソコン(PC)向けの販売は企業向けで減速しているものの,個人向けの需要はBRICs(ブラジルとロシア,インド,中国)を中心に依然として高い。携帯電話機向けは好調である。BRICsでの新規加入,米国での加入者増大,欧州での買い替えサイクル短縮などがその要因になっている。懸念材料だった中国での在庫も2004年同期を400万台下回る2000万台に抑えられており,BRICsでの買い替えが始まれば安定成長を見込める。

 デジタル家電向けでは,テレビやDVDの受注は好調だがデジタル・カメラは回復の兆しが見えない。携帯型音楽プレーヤやゲーム機の販売は依然として好調で,NAND型フラッシュ・メモリーの不足は今後もしばらく続く見込みである。

 DGレシオは世界の半導体,電子部品,製造装置,材料メーカー約20社からの聞き取り調査を基に,データガレージが独自に算出している。調査対象としている会社の社名は公表していない。