PR

 カシオ計算機は,2005年度第3四半期までの9カ月間(2005年4月~12月)の決算を発表した。売上高は対前年同期比0.4%増の4172億8800万円,営業利益は同1.2%増の287億3800万円と堅調に推移している。デバイス事業が前年実績を下回ったのを,エレクトロニクス機器事業の伸長で補った。

 エレクトロニクス機器事業のこの9カ月の売上高は対前年同期比2.0%増の3373億8100万円,営業利益は同7.4%増の273億700万円だった。第3四半期のデジタル・カメラの販売台数は対前年同期比35%増と好調だった。デジタル・カメラ事業では第4四半期も新製品を4機種投入する計画で,通期の営業利益率は6%を達成できる見通しという。携帯電話機も「W32H」がau端末の中で販売シェア首位となるなど,好調だ。こちらは通期の営業利益率4%程度を確保できる見込み。電子辞書の売り上げも引き続き好調に推移している。国内の市場シェアは50%超,利益率も15%を維持しているという。

 デバイスその他事業の売上高は対前年同期比5.5%減の799億700万円,営業利益は同19.9%減の58億300万円となった。TFT液晶パネルは価格の下落が続いているが,携帯電話機向けに販売数量は伸びている。高付加価値品の売上比率を高めること,受注規模の拡大などで,今後も収益性の改善を図る。通期の営業利益率は8%程度になる見込みだ。

■国内企業の最新の決算はこちらからご覧いただけます。