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2006年2月6日(米国時間)から技術セッションが始まる。正式な会期は2月5日〜2月9日。
2006年2月6日(米国時間)から技術セッションが始まる。正式な会期は2月5日〜2月9日。
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前日の2月5日に会場を訪れると,チュートリアル講演などが行われていた。
前日の2月5日に会場を訪れると,チュートリアル講演などが行われていた。
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 LSIの回路技術に関する国際学会「ISSCC 2006(International Solid-State Circuit Conference)」の技術セッションが,2006年2月6日(米国時間)から始まる。数日間にわたり数多くの回路設計者が集い,最新の成果を報告するとともに活発な議論を交わす見通しだ。

 今回のISSCCでは,基調講演にソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役 社長兼グループCEOの久多良木健氏が登壇する。講演では「Toward Future Computer Entertainment Systems」と題して,コンピューティング技術の歴史と将来動向について語る予定だ。「プレイステーション3」に搭載するマイクロプロセサ「Cell」を開発するに至った動機や設計思想についても,言及するとみられる。

 基調講演には例年,北米と欧州,アジアの各地区からその時代を象徴する人物が登壇している。アジア地区から久多良木氏が選ばれたわけだが,北米からは米IBM Corp. FellowのTze-Chiang Chen氏が,欧州からはドイツInfineon Technologies社のHermann Eul氏が登壇する。IBM社のChen氏の講演は「Where CMOS is Going(CMOS技術はどこへ向かうのか)」というもの。IBM社がCMOS技術のテクノロジ・リーダであるとの立場から,新材料の導入や回路技術の革新などにより,今後少なくとも10年間はCMOS技術が主流であり続けるとの持論を語る。Infineon社のEul氏は,デジタルやアナログ,無線を統合するSoC技術やSiP技術がモバイル端末の技術要件になるという将来像を説明する予定だ。

 53回目を迎える今回のISSCCが掲げるテーマは「Multimedia for a Mobile World」。技術セッションにおいて,携帯電話機や無線LANといった無線通信技術や,マルチメディア処理に向けたマイクロプロセサなどの発表が多数予定されている。投稿論文の件数は680件,採択論文数は合計255件で,いずれも過去最高である。