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 東芝は,米BNFL USA Group Inc.と英Westinghouse Electric UK Ltd.の全株式の取得に関する契約を,両社を傘下に収める英British Nuclear Fuels.plcとの間で締結した(Tech-On!関連記事)。買収額は54億米ドルで,1米ドルを115円で換算すると約6210億円になる。British Nuclear Fuels社は,BNFL USA Group社とWestinghouse Electric UK社を通じて,米Westinghouse Electric Company LLCの株式の100%を保有していた。

 東芝によると,電力の安定供給や地球温暖化防止の観点から,欧米や中国などで原子力発電プラントの新規建設の需要が急速に高まっているという。原子力発電プラントは現在,世界に439基あるが,その需要が2020年までに約1.5倍に拡大すると予想している。東芝は,Westinghouse社を傘下におさめることで,2015年までに原子力事業の規模を約3倍に拡大できるとしている(Tech-On!関連記事)

 原子力発電プラントには,沸騰水型原子炉(Boiling Water Reactor:BWR)と加圧水型原子炉(Pressurized Water Reactor:PWR)を使う2種類がある。このうち東芝はBWRに,Westinghouse社はPWRに強みをもっている。