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BizConEの画面例
BizConEの画面例
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 ネクステックは2006年2月8日,製品情報データの整備などを得意とするポータル(本社東京)を簡易株式交換により完全子会社化することを決定した。これにともない,ポータルが開発,販売する製品情報データを効率良く整備するツール「BizContentsEngine(BizConE)」を活用したデータモデリングサービスを新たに開始した。

 ネクステックがポータルを買収することの最大のメリットは,同社の主要サービスであるデータモデリングサービスに掛かる期間を著しく短くできること。データモデリングサービスでは,最初にこれまで様々なシステムで管理されている部品情報を標準化,統一化。企業戦略を鑑みた上で,それらの部品情報をBOM(部品表)を含めてどのような構成で管理するかを決める。ネクステックでは,これまで約30社に対してデータモデリングサービスを提供してきた。

 このサービスの中で,最も工数が掛かっていたのが,データを標準化,統一化する工程(ポータルではデータクレンジングと呼ぶ)。例えば,開発部門と生産管理部門のそれぞれのシステムで管理されているデータに対して,入力ミスはないか,データ形式が統一されているか,データが陳腐化していないかなどをチェックして統一していく。従来この工程は,主にExcelを利用して人の手によって実施していた。このため,長い場合では1製品シリーズのデータクレンジングを終了するまでに,半年掛かっていたこともあった。

 BizConEは,このデータの標準化,統一化を効率良く行えるツール。各システムからのデータを,分類・検索項目・検索方法を決めない状態で取り込み,属性検索機能を利用して分類の作成,重複や誤記の排除などを効率的に行っていく。BizConEを利用することで,データモデリングに掛かる期間は従来の1/2~1/3に短縮できるという。

 BizConEを利用したデータモデリングサービスの価格は,おおよそ3カ月の実施期間で1製品シリーズ3000万円から。また,データモデリングサービスを実際に受けて,そのやり方を習得したユーザーに対しては,自らがデータの整備,メンテナンスできるようにBizConEやマニュアルなどを含んだデータモデリングキット(仮称NEXBIZCON kit)を発売する予定。価格は3000万円(3ユーザー,クライアント数単位での課金)から。

 また,これまでのポータルのデータクレンジングとネクステックのデータモデリングサービスの実績を基にして,業界別に迅速にデータモデリングが実施できるように,プロジェクトの進め方などを踏まえた新しい方法論も開発していく。電気業界向け,重工業向けなど業界別の方法論に関しては,2006年6月ごろにリリースする予定だ。