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 米Analog Devices, Inc.は,2006年1月28日締めの四半期決算を発表した(発表資料)。売上高は対前年同期比7%増の6億2130万米ドル,営業利益は同6%増の1億3220万米ドルと増収増益である。

 同社の社長兼CEOであるJerald G. Fishman氏は,「ほぼ,期初の予測通りの業績だ。粗利益率(58.1%)は予測を若干,上回った」と,この四半期を振り返った。同社の全売上高の82%を占めるアナログ製品の売り上げは,前年同期を11%上回っている。一方,残りの18%を占めるDSPは,前年同期に対して9%の減収となった。

 市場別には,産業機器分野や民生機器分野で売り上げが大きく伸びている。Fishman氏は「産業機器分野は,好況を背景にした投資増を受けて売上高が前年同期から16%増加した。民生機器分野はAV機器全般の需要増により,売り上げを18%伸ばした」と話す。コンピュータ分野は減収,通信分野はほぼ前年同期並みにとどまった。

次期も引き続き増収増益の見込み

 Fishman氏は2006年2月~4月期について,「産業機器や民生機器,通信の分野での季節的な需要増により,アナログ製品の売り上げは直前の四半期に対して5~6%程度,増加するだろう」との見通しを示した。同社全体の売上高は,前年同期の6億373万米ドルに対して6億3500万~6億5000万米ドル程度になる見込み。

 利益率も上昇する見込みで,希薄化後の1株当たり利益(EPS)は前年同期の0.31米ドルに対して0.34~0.36米ドルと予測している。なお,同社は2006年3月末までにネットワーク・プロセサとADSL用ASIC事業を米Ikanos Communications, Inc.に売却する計画で(発表資料),2月~4月期にその売却益を計上する予定だが,上述のEPSの予測にはこの利益は含めていない。

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