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 オリンパスの2005年度第3四半期までの9カ月決算(2005年4月~12月)は7四半期ぶりに営業利益が前年同期実績を上回った(PDF形式の発表資料)。売上高は対前年同期比28.7%増の7274億6700万円,営業利益は同46.4%増の381億8400万円と大幅な増収増益である。ただし,比較対象の2004年度第3四半期はデジタル・カメラの単価下落などが原因で利益がほぼ半減していた。前年の落ち込みから回復しつつあるものの,2003年度第3四半期の水準には達していない。

 中間期(2005年4月~9月)まで赤字だった映像事業が2005年10月~12月期に黒字化した。増益の主な要因は,大幅な経費削減とデジタル・カメラの価格の下落幅が当初予測を下回ったこと。同社の10月~12月期におけるデジタル・カメラの販売台数は「ほぼ計画通り」(同社広報)の260万台,うち10万台強が一眼レフ機だった。「まだ1割に満たないが,デジタル・カメラ全体に占める一眼レフ機の出荷比率は確実に拡大している」(同)という。

 医療事業も,海外向けに内視鏡の販売が好調に推移し,売り上げを大きく伸ばした。ライフ・サイエンス事業も海外で血液分析機や生物顕微鏡の売り上げを拡大している。

 こうした現状を受けて同社は,通期(2005年4月~2006年3月)の業績予想を上方修正した。売上高と純利益は前回予測のままだが,営業利益の予測値に20億円を上乗せした。売上高9700億円(対前年度比19.2%増),営業利益580億円(同150.5%増),当期純利益270億円(前年度は118億円の赤字)を見込んでいる。

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