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 日立製作所らは,中国での大型ポンプの製造・販売を目的に,中国江蘇省のポンプメーカーである無錫市錫ポンプ製造との合弁会社「日立ポンプ製造(無錫)」を設立すると,2005年2月13日に発表した。日立グループが,受注生産方式の大型ポンプ分野で海外に生産拠点を設けるのは「初めてのこと」(日立製作所)。需要の急速な拡大に対応するための戦略としている。

 日立製作所によれば,中国では現在,工業化・都市化に伴う電力不足を解消するための発電所の建設や,華北地区での水不足を解消するためのプロジェクトが進んでおり,大型ポンプの市場が拡大している。こうした需要の増加に対応するため,新会社を設立する。工場の稼働開始は2006年6月を予定しており,当面は無錫市錫ポンプ製造が手掛ける水利および都市排水向け大型ポンプと,日立が技術導入する火力発電所向け循環水ポンプなどの低揚程・大型ポンプを中心に生産する。将来的には,火力発電所向けボイラ給水ポンプなどの高揚程・大型ポンプの生産や,輸出事業も視野に入れる。

 新会社の出資比率は,日立インダストリイズが40%,日立製作所の中国法人である日立中国が25%,日立製作所が5%,無錫市錫ポンプ製造が30%。董事長(会長に相当)には,日立インダストリイズから林洋二郎氏,総経理(社長に相当)には無錫市錫ポンプ製造から何宝栄氏が出向・就任する。売上高は2007年度で約1億5000万元(約21億円)を見込む。