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新プラットフォームの開発背景を説明するACCESSの鎌田富久氏
新プラットフォームの開発背景を説明するACCESSの鎌田富久氏
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 ACCESSと同社100%子会社である米PalmSource, Inc.は2006年2月14日,「3GSM World Congress 2006」で携帯機器向けのLinuxベースのプラットフォーム「ACCESS Linux Platform(ALP)」を発表した。ACCESSは,2005年9月にPalmSource社を買収した。今回のALPはその成果となる。PalmSource社が開発した「Palm OS for Linux」の進化形と位置づける。

 ALPは,「携帯機器向けソフトウエアのワンストップ・ショッピング」(ACCESS 取締役 副社長 兼 最高技術責任者の鎌田富久氏)を目指したものである。世界各国の通信事業者向けに提供した実績を持つACCESS社のブラウザと,PalmSource社が持つ携帯型情報機器(PDA)向けアプリケーション,Linuxコミュニティとの協業など,両社の各種実績を持ち寄る。

 統合プラットフォームのOSとしてLinuxを選択したのは,SymbianやWindows系のOSはビジネス上あるいは技術的な理由からカスタマイズしにくいからだとした。ただし,SymbianやWindows MobileなどLinux以外のOS向けのNetFront製品も引き続き提供していく。

 ALPを構成する主な要素は,NetFrontのほかに,PalmSourceメッセージング/テレフォニ・ミドルウエア,PalmSource モバイル・アプリケーション,Version2.6.12以上のLinuxカーネル,GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)開発用のオープン・ソース・ライブラリ「GIMP ToolKit(GTK+)」,ストリーミング・メディア・フレームワーク「Gstreamer」,データベース・エンジン「SQLite」などである。

 ALPの特徴の1つが,「MAX」と呼ぶ,ユーザー・インタフェースを提供するアプリケーション・フレームワークである。MAX Application Launcherと呼ぶ機能がすべてのアプリケーションを制御するような構成になっており,複数のアプリケーション・ソフトウエアやタスクの同時処理や,タスク間の迅速な切り替えが用意に実行できる。これにより,通信事業者や携帯電話機メーカーが製品をカスタマイズしやすくなるという。