米Synopsys, Inc.は,半導体理工学研究センター(STARC)がレファレンス設計フロー(プロダクション・ユース設計フロー)の最新版「STARCAD-21 V3.0」(Tech-On!関連記事1)に,Synopsysの自動レイアウト設計ツール「IC Compiler」を採用したと発表した(ニュース・リリース同日本語訳)。

 今回STARCがIC Compiler(Tech-On!関連記事2)を採用したのは,処理速度が速いためのようだ。「Synopsysは,IC Compilerを紹介した当初その性能の高さを強調していた。実際に使ってみると,IC Compilerは高性能な設計に対して,処理速度が2倍になり,設計品質も向上した上,面積も削減した」(STARC開発第1部部長 執行役員 西口信行氏)。

 さらに今回,STARCは,Synopsysのテスト容易化設計ツール「DFT Compiler MAX」(Tech-On!関連記事3)と電流源ベースのモデリング手法「Composite Current Source (CCS)」(同4)も採用した。CCSによって,オンチップ・バリエーションによる設計マージンを5%削減し,雑音解析ライブラリの作成にかかる期間を1/50に短縮できた。