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電通国際情報サービス 製造システム事業部
ソリューション企画部 伊藤宗寿

 役員会議でプレゼンを行ったことが実り,佐藤さんは新規プロジェクトをキックオフすることになった。設計部,解析部,実験部からメンバーが集まり,設計プロセスにおける性能評価・機能評価をどのように進めるかを議論し,現状把握するためのシステムを検討することになった。今回は,設計部から村上さん,解析部から佐藤さんと千葉さん,実験部から新たに松田さんが集まって議論が始まった(図1)。しかし,やはり一筋縄ではいかないようだ。


図1●プロジェクトメンバーと協議する佐藤さん

プロジェクトメンバーの意見が合わない


 佐藤さん:「皆さん,今回は『設計評価推進プロジェクト』の第1回会合にお集まりいただき,ありがとうございます。早速ですが,今回のプロジェクトの内容についてご説明いたします」

 佐藤さんは役員会議で話した内容(第11回)と同じ内容を全員に発表した。


 佐:「以上が活動計画です。今後,週1回,2時間程度の定例会議を行う予定ですので,時間の確保をお願いいたします」

 村上さん:「え,毎週やるの,この会議? あまり時間がないので勘弁してほしいんだけど」

 佐:「部長から,この件については時間を確保して参加するようにとの話があったと思うのですが,ありませんでしたか?」

 村:「部長からはちゃんと話はあったよ。だけど,優先度は現業の業務のほうが高いので,設計がタイトになってきたら,どうしても参加できなくなるよ」

 佐:「でも,週2時間程度ですから,何とかお願いしたいのです」

 村:「出図前だと,厳しいから無理だよ」

 そうした中,ベテランの松田さんが佐藤さんに助け舟を出した。


 松田さん:「村上君,そもそも佐藤君がこのプロジェクトをやろうと言い出したのは,設計の人がやるべき設計評価項目を整理して,解析をもっと効率的にやっていこうという趣旨だって知っているよね? むしろ,村上君たち設計の人たちを支援したいってことだよ」

 村:「ああ,そうでしたね。確かに,おっしゃるとおりです。設計の私たちがもっと主体的にやらなきゃいけないんですよね。先ほどのコメント,撤回です」

 佐:「松田さん,ありがとうございます」

 メンバーの意見をすり合わせるところから,佐藤さんは始めなければならないようだ。

設計評価項目の整理についての進め方