PR
2010年にはNAND型フラッシュとDRAMを合わせて5兆円超の市場に。米iSuppli Corp.のデータ。
2010年にはNAND型フラッシュとDRAMを合わせて5兆円超の市場に。米iSuppli Corp.のデータ。
[画像のクリックで拡大表示]

 2006年にNAND型フラッシュ・メモリーは対前年比28%,DRAMは同6.2%成長し,あわせて同12.9%増の402億米ドル市場になる−−。米iSuppli Corp.は,2006年のNAND型フラッシュおよびDRAMの市場についてこのような予測を示した。

NAND型フラッシュは28%増の138億米ドルを予測

 NAND型フラッシュの販売額は,対2005年比28%増の138億米ドルを見込む。iSuppliの前回の予測では同49%増の160億米ドルを見込んでいたが,2006年第1四半期(2006年1~3月期)の価格下落幅が予想以上だったことなどから下方修正した。第1四半期の価格下落の理由は,クリスマス商戦が終了したことに加えて,2005年第4四半期(2005年10~12月期)にNAND型の供給不足の懸念からメモリー各社が生産量を引き上げたことと同社は分析する。

 2006年通年では,価格の下落幅は2005年と同じ55%,販売個数は187%増との予測から,冒頭に示した高い成長を予測する。米Apple Computer, Inc.の「iPod」を始めとする携帯型音楽プレーヤに続く市場のけん引役として,iSuppliは携帯型ゲーム機や携帯型パソコンを挙げている。

DRAMは6.2%増の264億米ドルへ

 DRAMの販売額は,対2005年比6.2%増の264億米ドルを見込む。前回の予測では同5%増の260億米ドルを見込んでいたが,2006年第1四半期にNAND型フラッシュとは逆に価格が上昇したことなどから上方修正した。第1四半期の価格上昇の理由をiSuppliは示していないが,日経マーケット・アクセスの分析によると,NAND型フラッシュとDRAMの両方を手掛ける韓国Samsung Electronics Co., Ltd.や韓国Hynix Semiconductor, Inc.といったメーカーが,DRAMの生産比率を下げ,NAND型フラッシュの生産比率を引き上げたことが要因の一つと見られる。

 iSuppliは,米Microsoft Corp.が次期OS「Windows Vista」の一般消費者向け発売時期を2007年1月に延期すると発表したこと(Tech-On!関連記事)は,DRAMの市場予測にほとんど影響を与えていないとする。もともとiSuppliが,Windows Vistaの発売時期を2006年第4四半期(2006年10~12月)と見ており,DRAMの需給への影響が生じるのは2007年以降と見ていたことによる。