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左から取締役社長の岸本正壽氏,映像事業部長の関本健一氏,DI事業推進部長の小島佑介氏
左から取締役社長の岸本正壽氏,映像事業部長の関本健一氏,DI事業推進部長の小島佑介氏
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400万画素のCCD型固体撮像素子を搭載した「CAMEDIA E-10」。フレームはAl合金ダイカスト。
400万画素のCCD型固体撮像素子を搭載した「CAMEDIA E-10」。フレームはAl合金ダイカスト。
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毎秒15コマの連写が可能な「CAMEDIA E-100RS」
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 オリンパス光学工業は,2/3インチ光学系対応の400万画素CCD型固体撮像素子(以下,CCD)を搭載したディジタル・スチル・カメラ(ディジカメ)「CAMEDIA E-10」(希望小売価格は19万8000円)と,15コマ/秒の連写が可能な1/2インチ光学系対応の151万画素CCD搭載ディジカメ「CAMEDIA E-100RS」(同16万円)を2000年10月中旬に発売する。

 400万画素と,15コマ/秒の実現はいずれも民生用では世界初となる。主にハイエンドのユーザ向けに販売する。海外での発売は2000年11月初旬を予定している。さらに,銀塩写真のLサイズ用紙(125.6mm×80mm)に対応した昇華型熱転写方式プリンタとして最小・最軽量となる「CAMEDIA P-200」(同6万3000円)も2000年10月下旬に発売する。

 高画質化のためには画素数の多いCCDが必要だが,それ以上に光学系の技術が要求される。画素数が多くなると各画素の面積が小さくなるため,各画素に対して光線を最適に収束する工夫が必要なのである。400万画素のCCDを搭載する「CAMEDIA E-10」では,11群14枚のレンズを使っている。多くの光を集めるために,このうちCCDに近い側の7枚のレンズを,いわゆるガウス型のレンズ構成とした。ガウス型とは,並べたレンズの中心部を境に光の入射側と出射側のレンズの凹凸や配置がほぼ対称であるものをいう。

 さらに非球面レンズ,低分散レンズを使用して収差を抑え,レンズ各面には反射を抑えるためのコーティングを施した。一方の「CAMEDIA E-100RS」は, 15コマ/秒の連写を実現するため,高速動作が可能なCCDを搭載するとともに,高速並列処理が可能な28MHz動作のASICを新たに開発した。400万画素CCD,ASICはそれぞれ国内の半導体メーカと共同で開発したという。

 今後の製品展開についてもコメントがあった。「現時点でも更なる高画素数化は可能」(同社取締役社長の岸本正壽氏)としながらも,一般消費者向けでは画素数の競争は一段落し,操作性やデザインなどの競争に焦点は移るとみている。ただし,あくまで「画質は犠牲にしない」(同社DI事業推進部長の小島佑介氏)うえでの話とする。今回,銀塩写真用カメラでは実現が困難だった15コマ/秒の連写を可能にしたように「ディジカメならではの機能を追求して,新たな市場を創出したい」(小島氏)とした。また,液晶パネルと液晶パネル駆動用IC,フラッシュEEPROMなどの部品が不足しているために,ディジカメ市場全体での製品の供給体制は十分ではないという。