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 米Analog Devices, Inc.(ADI)は,民生機器向け加速度センサー市場で低コスト化による拡大を狙っていく戦略を明らかにした。特に出荷個数の急増が見込まれる携帯電話機向けについては,「1米ドルならすべての携帯電話機に搭載できる」と期待する。

 同社Micromachined Products Division Customer Marketing ManagerのRichard W. Mannherz氏は,現在でも「100万個を超える規模の注文に対しては,単価2米ドルで出荷できる」としている。ただし,2米ドルなら,搭載できる携帯電話機はハイエンド品のみに限られる。これを1米ドルにすることで,ローエンド品まで含めたすべての機種を搭載対象にできると見る。同氏は,顧客にとって重要なのは,消費電力や動作温度範囲などさまざまであるとしているものの,価格が採用のカギを握る。

 「低価格化は,プロセス技術やパッケージング技術などさまざまな手法で実現できる」(同氏)。同社は,センサーの周辺回路の面積を大幅に縮小できるSOIウエーハによる新プロセスを開発済みであり,自動車市場向けにサンプル出荷中である。同氏は,この技術を携帯電話機向けに展開するのかどうか,その時期について,今回は明確にしなかったが,チップ面積を縮小できることから,低コスト化技術の候補と見ている。