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 視聴者の年齢層に合った輝度やコントラストに,テレビの画質を設定する。このような新技術を三菱電機が開発,この4月から順次発売予定の液晶テレビの新シリーズに導入する。この機能により,「視聴する人に応じた目に優しい画質を実現できる」(同社)と言う。

 バックライト輝度を自動調整することで液晶テレビの画質改善を図る技術開発は,これまでも盛んに進められてきた。その代表例が,平均映像レベル(APL)の高い映像で“まぶしさ”を抑えるためにバックライト輝度を落とす技術や,APLの低い映像の場合にバックライト輝度を落として黒レベルを低減する技術である。このほか,部屋の明るさを検知して,暗い部屋の場合にはバックライト輝度を抑え,まぶしさの低減や消費電力の抑制を図る技術などが実用化されている。

 今回三菱は,APLの高い映像で“まぶしさ”を抑える技術に関して,バックライト輝度の制御方法をユーザーが選択できる機能を実用化した。具体的には,若年層を意識した「ジュニア」モード,高齢層を意識した「シニア」モード,および通常設定の「スタンダード」モードの三つを用意した。ジュニアモードでは,輝度に対して敏感な視覚特性を持つうえに,アニメなど平均輝度の高い映像コンテンツをテレビの近くから視聴しがちな子供や若年層の視聴行動を考慮して,比較的低いAPLからバックライト輝度を落とし始める。これに対してシニアモードでは,比較的高いAPLまで輝度を維持するようにバックライトを制御する。