NECエレクトロニクスは,2006年4月1日付けで,システム事業本部におけるASICとASSP事業の再編を中心とした組織改正を行なったと発表した(ニュース・リリース)。これまでASICとASSPの事業は,分野やアプリケーション別にまとめていたが,今回の改正でASSPとASICを分離した上,ASICを製品タイプ別に再編する。

 NECエレをはじめとする多くの半導体メーカーは,10年~3年ほど前に製品別からアプリケーション別に組織を改編した。顧客対応はしやすくなるものの,EDAなどの設計基盤や製造に関する投資は分散しがちになる。例えばASICの設計では,分野やアプリケーションに関連した設計はユーザーが分担するのが原則のため,半導体メーカーが分担する設計は,分野やアプリケーションとの関連が薄い。ASICに関しては,分野やアプリケーションではなく,製品別組織の方が投資効率が良くなる。

 具体的にはASIC事業を「第一システム事業本部」に集約し,同事業本部内に,先端プロセスを採用したCOT事業(Siファウンドリ事業)を担当する「アドバンストASIC事業部」,セルベースLSIをベースにフルカスタム化にも対応する「フルカスタムASIC事業部」,標準セルベースLSIやゲートアレイなどを扱う「プラットフォームASIC事業部」を新設した。

 これに伴い応用分野別ASIC事業を展開していた通信システム事業部,サーバシステム事業部,カスタムLSI事業部とイメージングシステム事業部,ならびにゲートアレイ事業を担当していたプラットフォームLSI事業部を廃止した。また,従来ASIC事業のなかで展開していた一部のASSPを他のASSP事業とともに第二および第三システム事業本部に集約した。