PR
Intel Technology India社のJagannath Keshava氏
Intel Technology India社のJagannath Keshava氏
[画像のクリックで拡大表示]

 米Intel Corp.のインド法人Intel Technology India Pvt. Ltd.では,ここ数年,ソフトウエアだけでなく,マイクロプロセサなどハードウエアを開発できる若手技術者の育成環境を整備している。General Manager - DEG IndiaのJagannath Keshava氏をバンガロール郊外のオフィスに訪ね,現地での開発体制について聞いた。(聞き手=枝 洋樹)

 −−ソフトウエアだけではなく,最近はハードウエアの設計に力を入れていると聞く。

 Keshava氏 ソフトウエア開発は5年前から手がけている。3年前から始めたハードウエア開発も,最近は軌道に載ってきた。マイクロプロセサやチップセットの設計を行っている。結果的には製品化を断念したものの,サーバ機向けに開発していた4コアの86系マイクロプロセサ(開発コード名:Whitefield)は,インド法人が設計する最初のマイクロプロセサになる予定だった。このほか米国本社の開発チームと連携して,米国で設計したチップの動作検証をインド側で行うこともある。

 −−LSIの設計ができる若手技術者はどのように育成しているのか。

 Keshava氏 インド国内の大学での教育という観点から見れば,LSI開発はソフトウエア開発に比べて手薄になっている。ただし,最近では米国などでLSI設計の経験をつんだベテラン技術者が,インドに戻ってきて若手を育てる流れができてきた。私自身も米国本社で「i960」や「PentiumII」「PentiumIII」の開発に携わった経験がある。我々のノウハウを若い技術者がどんどん吸収しているところだ。こうした人材が増えることで,3~4年後にはインド全体でもLSI設計産業が軌道に載るだろう。

 −−育てた人材を他社に流出させないためにはどういった工夫をしているのか。

Keshava氏 世界レベルで最先端の仕事を,常に与え続けることに尽きる。魅力的な仕事と納得できる報酬があれば,優秀な技術者は離れていかない。

 −−Intel社にとって重要なパソコン市場そのものは,インド国内では小さい。この状況についてはどう考えているか。

Keshava氏 確かに,インドのパソコン市場は現在はとても小規模だ。でも,今では多くの人が持つ携帯電話機の市場を振り返っても,ほんの5,6年前は今のパソコン市場と同じ有様だった。インド国内の平均収入が上がる一方でパソコンの価格が下がっていくと,どこかの時点でしきい値を超えて,パソコン市場が爆発的に成長し始めると予想している。