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「HDC-3300」のビデオ・カメラ
「HDC-3300」のビデオ・カメラ
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 ソニーは,HDTVの映像を3倍速で撮影できる業務用ビデオ・カメラ・システム「HDC-3300」などを,2006年4月に米ラスベガスで開催される「NAB2006」(展示会は4月24日~27日,カンファレンスは4月22日~28日)で発表する。2006年4月4日に報道関係者を集めてNAB2006の出展内容を公開し,一部の新機種のデモを見せた(発表資料)。今回の出展テーマを「HD for ALL」とし,ニュース番組やライブ番組,デジタル・シネマおよびCMの制作,医療や教育などの産業用途など,あらゆる場面で高精細なHDTV映像を活用するための機器を出展する。

 ソニーが今回デモを見せた製品の一つが,スポーツ中継などのライブ映像の制作に向けたHDC-3300である。毎秒180枚のインタレース映像を撮影する「1080/180i」および毎秒180枚のプログレッシブ映像を撮影する「720/180p」に対応する。国内では2005年11月に開催された「Inter BEE 2005」に出展していた(Tech-On!の関連記事)。米国での価格は27万米ドルで,2006年秋に発売する予定。

 1080iのHDTV映像を放送する場合,毎秒60枚のインタレース映像をHD-SDI信号でスイッチャに伝送するとともに,別に3本のHD-SDI信号を使って毎秒180枚のインタレース映像を専用サーバに伝送する。専用サーバはHD-SDI信号1本当たり毎秒60枚のインタレース映像を結合し,3分の1のスピードで再生されるスローモーション映像として符号化し,保存する。中継用のHDTV映像とスローモーション映像の両方を撮影できるため,スポーツ中継などに使いやすいとする。ビデオ・カメラに搭載したCCDは新規に開発した。