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MIR社Marketing and Sales Director DeputyのVladimir Menshakov氏
MIR社Marketing and Sales Director DeputyのVladimir Menshakov氏
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 ここ5年間のGDP平均成長率は約6%と,経済が急速に発展しているロシア。この活況はデジタル民生機器市場にも及んでいる。ロシアの大手家電量販店の一つである,MIR社Marketing and Sales Director DeputyのVladimir Menshakov氏に,売れ筋のデジタル民生機器について聞いた。

--最近,販売が好調なデジタル民生機器にはどんなものがあるか。

Menshakov氏 携帯電話機,薄型テレビ,デジタル・カメラ,DVDプレーヤー,DVDレコーダーなどだ。特に携帯電話はよく売れている。
 携帯電話で人気があるメーカーを順に挙げると,フィンランドNokia社,韓国Samsung Electronics社,米Motorola社,英Sony Ericsson社,台湾BenQ社。最近では,ドイツSiemens社の携帯電話機事業を買収したBenQ社が,低価格および普及価格帯の製品を充実させており,販売台数が伸びている。
 
--テレビ全体における薄型テレビの販売比率はどの程度なのか。

Menshakov氏 ロシアでは経済格差が大きいので,その比率はモスクワなどの都市部と地方で大きく変わる。都市部では,テレビの売上高の50%以上が,既に薄型テレビに移行している。
 最も販売台数が多いのは20インチ型の液晶テレビだ。価格はおよそ1000米ドル。もちろん,都市部では富裕層も多いので,より大きなサイズの液晶テレビや40インチ型以上のPDPテレビもよく売れている。
 液晶テレビのメーカー別シェアは,オランダPhilips Electronics社が首位で,それをシャープが僅差で追い,Samsung Electronics社が3位に付けている。一方,PDPテレビではSamsung Electronics社が首位で,Philips Electronics社が2位。3位は松下電器産業だ。

--ロシア市場では全般的に韓国メーカーのブランド力が強いと聞いている。

Menshakov氏 その通りだ。ロシア人は以前,韓国ブランドに対してあまりいいイメージを持っていなかったが,3~4年ぐらい前から意識が変わってきた。現在では,デジタル民生機器のトップブランドは明らかにSamsung Electronics社だ。ロシア人は同社に対して,「技術力が高く,品質もよい。しかも,革新的」というイメージを抱いている。
 現在,デジタル・カメラではキヤノンやソニーなど日本メーカーが,販売シェアの上位を独占している。しかし,最近ではSamsung Electronics社とLG Electronics社が,日本メーカーより価格が安い製品を投入してシェアを伸ばしている。個人的には,この製品分野でも将来的に韓国メーカーがトップシェアを握る可能性があると見ている。