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 「この合併で,第5,第6世代を合わせたTFT液晶パネル生産能力で世界第1位の座を獲得する」—。

 台湾のTFT液晶パネル・メーカー最大手AU Optronics Corp.(AUO)は7日,2006年10月をメドに台湾Quanta Display Inc.(QDI)を吸収合併すると発表した。これによってAUOは,面積換算でTFT液晶パネルの世界シェアの約20%を獲得する見通しである。今回の合併は,両社のグループ企業を含めた包括的な連携へと発展しそうだ。

ノートPC向けに強み持つQDIと「補完関係」

 テレビ向けで実績を挙げ始めた大型TFT液晶パネル世界第3位のAUOは,台湾Quanta Computer, Inc.を親会社に持ちノートPC向けを主力とするQDIとは「補完関係にある」(AUO)とする。QDIは,AUO,台湾Chi Mei Optoelectronics Corp.(CMO)に続く台湾TFT液晶パネル第3位の座をHannStar Display Corp.やChunghwa Picture Tubes, Ltd.(CPT)と競ってきた。

 合併後の新会社は,AUOの社名をそのまま引き継ぐ。会長兼CEOはAUOのKY Lee氏,社長兼COOはAUOのHB Chen氏が引き続き務め,QDI副社長のCC Liang氏がAUO副会長に就任する。合併に伴うAUOとQDIの株式交換比率は1:3.5となる見通しである。

 AUOのTFT液晶パネルの金額ベースの世界シェアは,2006年3月時点で14.2%である。同社は,2006年第4四半期(2006年10~12月)に,40型液晶テレビ向けに第7.5世代パネルの製造を開始する計画である。このほかに現在,第6世代工場を1つ,第5世代工場を3つ,第4世代工場を1つ,第3.5世代工場を3つ稼働させている。