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 人工衛星打ち上げサービス大手の仏Arianespace SAは,三菱電機から通信衛星「SUPERBIRD-7」の打ち上げを受注したことを発表した。同衛星は2008年第1四半期にARIANE 5を使って南米フランス領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げる予定。衛星は三菱電機の鎌倉製作所で製造され,打ち上げ後は宇宙通信(東京都品川区)がCATV向けコンテンツ配信や航空機内インターネット・サービス向けに運用していく。

 Arianespace社では,この契約を含めて2006年に全世界で20~25の打ち上げ契約締結を目指す。現時点では2006年に入って4件の契約を結んでいるという。また,同社は2008年上期に小型打ち上げ機の「VEGA」を,2008年下期には中型打ち上げ機の「SOYUZ」を導入する計画。主に商業系の打ち上げに用いている大型機の「AREANE」に加えて中・小型機をそろえることで,政府系の小型衛星に対応するなど,幅広い打ち上げサービスの提供体制を整える考えだ。

「H-IIAはファミリー」

 代表取締役社長兼CEOであるJean-Yves LE GALL氏(写真)は会見で,宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2006年1月と2月に連続してH-IIAロケットの打ち上げに成功したことについて「感銘を受けた。H-IIAは我々のファミリー。当社にとってもH-IIAロケット打ち上げ成功は良いニュースだ」と話した(Tech-On!関連記事)。Arianespace社は1980年の設立以来,270機の衛星打ち上げを受託してきており,日本市場においても,競争入札された商業衛星32機のうち23機までを同社が受注している。