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 昭和電工は,光硬化性樹脂の硬化機能を向上する添加剤「カレンズ MT」を開発した(ニュース・リリース)。液晶パネルの封止や各種フィルムの張り合わせなどに用いる光硬化性樹脂の硬化性を向上したり,ガラスや金属,PET樹脂などの基材への密着性を大幅に向上でき,パネル製造工程での生産性と品質の向上が図れる。

 同添加剤は,光硬化性樹脂の原料に添加して使用する。特徴は,光硬化性の向上,光硬化樹脂と基材との密着性の向上,薄膜生成が容易─である。添加剤としては初めて「多官能チオール」というタイプで製品化した。同タイプの添加剤は,光硬化性の向上などの機能が優れることは知られていたが,光硬化性樹脂と混合するプロセスにおいて反応が早すぎるため,作業可能時間が短く使いにくかった。このため製品化できなかった。

 同添加剤により,光硬化性樹脂の硬化性能の調整などが容易になる。光硬化性樹脂の硬化性が向上すると,短時間での硬化や回り込み光による硬化などが可能になり,液晶パネルの製造工程における生産性の向上と狭額縁化などが可能になる。また基材との密着性向上により,パネル品質の向上も期待できる。