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HGST社の資料についていたロゴ
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HDD誕生から50年間の面記録密度の伸び
HDD誕生から50年間の面記録密度の伸び
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左からHGST社 Senior Vice PresidentでCorporate Strategy & Marketing担当のWilliam Healy氏,日立グローバル ストレージテクノロジーズ 取締役社長の田宮敏彦氏,同 取締役の鈴木良氏。
左からHGST社 Senior Vice PresidentでCorporate Strategy & Marketing担当のWilliam Healy氏,日立グローバル ストレージテクノロジーズ 取締役社長の田宮敏彦氏,同 取締役の鈴木良氏。
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 1956年9月13日,世界初のHDD「RAMAC」の出荷が始まった(Tech-On!のHDD解説記事)。それから50年,RAMACを開発した米IBM Corp.のHDD事業を引き継いだ米Hitachi Global Storage Technologies, Inc.(HGST社)が,今後の戦略を語った。

2010年に2億台へ


 HGST社は,同社の2010年の出荷台数目標として,現在の3倍に当たる2億台という数字を掲げた。「携帯機器への搭載によって,2004年以降の出荷台数は業界の予想を超える加速的な伸びを見せている」(日立グローバル ストレージテクノロジーズ 取締役社長の田宮敏彦氏)といい,今後も数年にわたって出荷台数が伸びると予想する。

 特に一般ユーザー向けが伸びるとしており,2006年を「デジタルビデオ時代」と位置づけて,録画機向け機種などを発売する(Tech-On!関連記事)。2008年には,HDD全体の出荷台数の約24%が情報家電機器向けになるという。

 次世代の垂直記録方式を用いた2.5インチHDDも,2006年7月~9月の投入を予定している。東芝から1年以上遅れることになるが,「当初からかなり重要な機種に適用して,一気に量産立ち上げできるように準備している」(日立グローバル ストレージテクノロジーズ 取締役の鈴木良氏)ために時間がかかっているとした。

再生ヘッドの改良で歩留まり向上


 HGST社の業績をみると,2005年第4四半期(10月~12月)は黒字を確保した。2006年は「通期では難しいが,後半は黒字化できる見込み」(田宮氏)だ。その理由として,歩留まりの向上を挙げた。2005年末から2006年にかけて,ヘッドの材料と記録媒体の製造工程の見直しによって,歩留まりが高まっているという。詳細は非公開だが,特に再生ヘッドの材料を変えたことが大きく寄与しており,その効果が2006年後半に表れるとした。