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「SPEEDIA N3500」

トナーの粒子を小径化

前カバーを開ければ全ての消耗品を交換できる

ICカードや携帯電話機で認証
 カシオ計算機は,A3対応のタンデム式カラー・ページ・プリンターの新機種「SPEEDIA N3500」を発売する(発表資料)

 カシオのプリンターはこれまで,厚紙などの特殊用紙への対応と高速印刷をウリに,主に流通分野や医療分野,建設分野,学校など向けに拡販してきたが,今回は一般オフィスに向ける。同社は,「建設などの特定分野向け市場は今後,劇的な拡大は望めない。一般オフィス向けで市場シェアを取るために,今回の製品は徹底的な小型化を図った。設置面積と重さはA3対応機で最小」(取締役 営業本部 国内営業統括部長の樫尾彰氏)と製品コンセプトを説明する。

 N3500の大きさは590×539×388mm3で重さは45kg。設置面積は現行機種から30%,重さは38%,削減した。ドラムや基板,トナーにいたるまで新規に開発することで,大幅な小型化を可能にしたという。ドラムは,直径を従来の30mmから24mmへ小さくした。部品点数の削減や高密度実装により基板サイズも縮小を図っている。

 トナーは,粒子の直径をこれまでの9μmに対して6μmとした。トナーの粒子を小さくすることは,カートリッジの縮小につながるだけでなく,画質の向上や,定着時の熱量低減による消費電力削減などの効果をもたらすという。

また,同製品は,筐体の前面のカバーを開ければ,ドラムやカートリッジなど全ての消耗品の交換ができるようになっており,上部カバーなどを廃した構造を採っている。プリンターの上部にスペースを必要としないため,設置の自由度が広がるとする。

 非接触ICカードや携帯電話機などを使って個人認証を行う機能や,複写すると表面に文字が浮き出る特殊な地紋を印刷する機能など,オフィスにおける情報セキュリティを意識した機能も充実を図った。

 解像度は600dpi,印刷速度は普通紙でカラーが24枚/分,モノクロで30枚/分。希望小売価格(税込み)は26万400円とした。2006年6月2日に発売の予定だ。年間生産台数は,廉価版の「N3000」(印刷速度はカラーが16枚/分,モノクロ24枚/分。価格は20万7900円)と合わせて1万2000台を計画している。