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図●Samsung社の液晶テレビ用パネルのサイズ別出荷比率
 韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.の2006年第1四半期決算(2006年1月~3月)は,直前四半期の好調から一転,前年同期に対して営業減益となった(PDF形式の発表資料Tech-On!関連記事)。売上高は13兆9600億ウォンでほぼ前年同期並みだったものの,営業利益は対前年同期比25%減の1兆6100億ウォンと落ち込んでいる。同社の主要5部門のうち,液晶パネル部門だけが増収増益となり,その他の4部門は軒並み減収減益となった。

 半導体部門は売上高が対前年同期比3%減の4兆3300億ウォン,営業利益は同19%減の1兆1200億ウォンだった。DRAMは,平均単価が512Mバイト品で直前四半期から約7米ドル下落,ビット換算の出荷量も直前期比で2%程度,減少している。NAND型フラッシュ・メモリは,4Gビット品の出荷が伸びてビット換算の出荷量は直前期から17%増加したものの,平均単価は直前期から25%下落した。

 通信部門も売上高が対前年同期比5%減の4兆5900億ウォン,営業利益が同45%減の4600億ウォンと低迷した。携帯電話機の出荷台数は2900万台で,前年同期を19%上回ったが,平均単価が低下したため,業績は振るわなかった。南米地域やアジア地域での売り上げが伸びたことなどで,輸出モデルの平均単価は前年同期から6%低下した。韓国国内においても,普及価格帯の製品の売り上げが増えたため,平均単価は約12%下落している。

液晶パネルは売り上げ好調

 液晶パネル部門は売上高が対前年同期比41%増の2兆6800億ウォン,営業利益が同367%増の1100億ウォンだった。利益は前年同期に比べて大幅増となったが,これは前年同期の利益が著しく低かったため(Tech-On!関連記事)。液晶パネルの出荷数量は前年同期から約40%増加した。液晶テレビ向けでは大型品の出荷比率が増しており,40インチ型以上のパネル出荷量は直前期から20%伸長した。ただし,平均単価は40インチ型液晶テレビ用パネルで直前期から6%低下している。

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