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HelloSoft社のソフトウエアを使った,無線LAN対応の携帯電話機
HelloSoft社のソフトウエアを使った,無線LAN対応の携帯電話機
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 IP電話のソフトウエア開発などを手掛ける米HelloSoft,Inc.は,無線LANを使ってIP電話を行う,いわゆるVoIP over WLAN(VoWLAN)に向けたソフトウエアを開発した( ホームページ)。携帯電話機など組み込み機器に向けてアルゴリズムを工夫し,処理を簡素化していることが特徴としている。同社は2006年4月上旬に米ネバダ州ラスベガスで開催された「CTIA Wireless 2006」において,パートナー企業とともに開発中の携帯電話機向け参照デザインなどを出展した。

 HelloSoft社のVoIP技術の特徴は,その処理にDSPを利用せずに済むことという。「専用DSPを用いずとも,マイクロコントローラで十分処理できる。このため携帯電話機などに組み込んだ場合,VoIP処理の負荷がDSPにかからずに済む。DSPは動画像の処理など,もっとマルチメディア処理に特化できる」(同社)と主張している。同社は米Texas Instruments Inc.のOMAP上で処理を実行する実演などを行っているが,こうした際にDSPをVoIP処理に利用せずに済むことを盛んにアピールしていた。

 VoWLANに関する製品では,IPコア設計も手掛けている。この製品に関しては,低消費電力であることが強みとしている。従来の機種では,VoWLAN時に4~5時間程度の連続通話時間だが,同社の開発した参照デザインでは,12~15時間の連続通話を確保できるとしている。

 同社はさらにVoWLANの機能に加えて,GSM/GPRS/EDGEの送受信機能までを組み込んだIPコアおよび参照デザインを開発している。VoWLAN対応携帯電話機を低価格で実現することを狙う機器メーカーに,提供を目指すという。なお,同社には米Intel Capital社や三井ベンチャーズが出資している。