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 YOZANとソフィア総合研究所(SRI)は,WiMAX系の技術を用いた無線ブロードバンド・サービス向けの決済システムやコンテンツ配信サービスの課金システムなどの構築を担当する合弁会社を設立することで合意した(PDFファイルの発表資料)。2006年5月中旬に合弁会社を設立し,同年6月下旬に営業活動を開始する計画。

 YOZANは,これまでPHSサービスなどを提供してきた通信事業者。現在は,4.9GHz帯の周波数を利用した固定無線用基地局を用いた無線ネットワークの構築に注力している。同基地局は,英Airspan Networks Inc.が開発したもので,ソフトウエアの更新によって固定WiMAX(IEEE802.16-2004)やモバイルWiMAX(IEEE802.16e)に対応可能であるとする。

 一方,SRIは,組み込み系ソフトウエア・ベンダーのソフィアシステムズの100%子会社で,決済用ネットワークなどのシステム・インテグレータである。合弁会社では,YOZANが提供するWiMAXサービス向けにクレジット決済やコンビニエンス・ストアでの決済,電子マネー(Edy)など,各種の決済方式を用意して,ユーザーが選べるようにする。合弁会社の資本金は,1億円。出資比率は,YOZANが66.7%,SRIが33.3%である。

 YOZANは2005年12月,同社の株主を主な対象に首都圏の一部地域で,Airspan Network社の無線基地局を利用した企業向けの無線ネットワーク・サービス「WiMAXダイレクト」やそれらと無線LANを組み合わせた個人向けのインターネット接続サービス「BitStand」の提供を開始した。現在は,このインフラの広域展開を進めている。2006年4月10日時点で,WiMAXダイレクト用の基地局は25局,BitStand用の無線LAN基地局は18局が開局済みであるという。