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 鈴鹿富士ゼロックス(本社三重県鈴鹿市)は,使用済み樹脂部品のリサイクル工場を,同県四日市市にある三菱化学四日市事業所の敷地内に建設した。2006年4月から稼働する。年間の処理能力は約2300t。鈴鹿富士ゼロックスでは,樹脂リサイクルの事業化に取り組んでおり,2008年度に約6億円の売り上げを見込む。工場への投資額は約3億円。

 この工場では,同社の親会社である富士ゼロックスや富士ゼロックス商品の販売会社から回収・分別した樹脂部品のほか,近隣のOA機器リサイクル工場,家電リサイクル工場などで分別された樹脂部品を,洗浄・粉砕し,ペレットにする。再生ペレットは原料メーカーに卸す。

 同社によれば,一般に再生ペレットを使用した樹脂部品は弾性や耐衝撃性が劣るため,強度がそれほど求められない部品への使用にとどまっていた。また,機能や品質を保つため,使用比率も部品全体の25%程度が限界だった。だが、同社が用途発明した添加剤(リペレ助剤)をリサイクル工程において混合した上で,さらに押し出し工程でも添加すると「劣化した物性を回復させることができる」(同社)。これにより,再生ペレットを100%使用した場合でも,新品ペレットとほぼ同様の機能や品質を実現できるとしている。添加するリペレ助剤は3~5質量%である。

 加えて,リペレ助剤を使うことで,緩衝材や食品トレーなどの発泡体を,物性劣化することなくリサイクルできるようになるという。同社では,分別回収される発泡体のリサイクルも検討している。