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 NECエレクトロニクスは,出力電圧の分解能が12ビットと高い液晶ソース・ドライバIC「μPD160290」のサンプル出荷を開始した(ニュース・リリース)。内蔵するD−A変換器の処理性能を現行の10ビットから12ビットに高めたことで,制御できる色数を10億色から687億色に向上させた。フルHD(1920×1080画素)表示などの大型高精細の液晶パネルに向ける。

「業界標準を目指す」

 今回のドライバICには,NECエレクトロニクスが開発したインタフェース「PPmL(Point to Point mini−LVDS)」を搭載する。ドライバICを制御するためのタイミング・コントローラICを接続するインタフェースである。このインタフェースを用いると,最大16個のドライバICを一つのタイミング・コントローラICで制御できる。従来のインタフェースであるmini−LVDSでは,16個のドライバICに対して2個~4個のタイミング・コントローラICを用いる必要があったという。このため,液晶テレビなどの機器を構成する際に部品点数を削減できる。

 PPmLを搭載するのは,今回のドライバICが初めて。NECエレクトロニクスは,新製品の発売に合わせてPPmLの仕様を関連メーカーに公開し,仕様の業界標準化を図る考えである。既に,米Texas Instruments Inc.やザインエレクトロニクスが,PPmLに対応したタイミング・コントローラICを開発しているという。

 出力端子数は,最大で720。フルHD表示の液晶パネルに利用する場合は,8個のドライバICで済む(720端子×8個=5760ドット,5760ドット/3=1920画素)。「従来は414~516の出力端子数が一般的。フルHDのパネルを表示するためは,12個前後のドライバICが必要だった」(NECエレクトロニクス)。

 サンプル価格は1000円。2006年末に量産出荷を始める予定である。