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2005年4月17日から21日まで東京・秋葉原で開かれているSIPの相互接続検証イベント「SIPit18」。70組織以上,計160名以上の参加者を集めた
2005年4月17日から21日まで東京・秋葉原で開かれているSIPの相互接続検証イベント「SIPit18」。70組織以上,計160名以上の参加者を集めた
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「SIPit18」の主催者であるSIP Forum Test Event Working GroupのChairを務めるRobert Sparks氏(左)と,東京大学大学院教授の江崎浩氏
「SIPit18」の主催者であるSIP Forum Test Event Working GroupのChairを務めるRobert Sparks氏(左)と,東京大学大学院教授の江崎浩氏
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Multiparty Testingの様子。この日は「ENUM」のテストが行われていた
Multiparty Testingの様子。この日は「ENUM」のテストが行われていた
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「予想以上の成功。世界各国から70組織以上,合計160名以上の技術者が集まった。1/3が日本からの参加だ」――。IP電話などで使われる呼制御プロトコルであるSIP(session initiation protocol)を実装した機器の相互接続を検証する国際的なイベント「SIPit18」が,2006年4月17日から21日までの予定で,東京・秋葉原で開かれている。19日に行われたプレス向け説明会で,SIPit18運営委員会の代表である東京大学大学院教授の江崎浩氏は,冒頭の言葉でイベントの成功を報告した。SIPitは約半年ごとに開催され,今回で18回目になる。日本での開催は初めてで,アジアでも台湾に続き2回目になる(Tech-On!関連記事)。

大手家電メーカーも参加


 説明会にはSIPit18を主催するSIP Forum Test Event Working GroupのChairを務めるRobert Sparks氏も出席し,「約半分が欧州,20%が北米,残りは日本,中国,韓国,台湾などアジアからの参加」と述べ,日本で開催したことでアジアからの参加者が増えた点を強調した。具体的な参加組織名は非公開であるが,会場ではスポンサーに名を連ねた通信事業者や通信機器メーカーに加え,大手家電メーカーの技術者の姿も見受けられた。江崎氏によると,今回のイベント用に,自社の局に設置したIP交換機との相互接続試験を提供している通信事業者もいるという。

 テストは参加者同士で個別に交渉して1対1で検証する「Independent Testing」と,主催者側があらかじめ時間とテーマを決めて,複数の参加者を募る「Multiparty Testing」に分かれる。Multiparty Testingのテーマとしては,電話番号でIPアドレスや各種サービスを検索するシステムである「ENUM」や,インスタント・メッセージ向けにSIPを拡張した「SIMPLE(session initiation protocol for instant message and personal leveraging)」,SIPの通信を暗号化する「SIP over TLS」などが設定された。Sparks氏は「SIPitはIETF(Internet Engineering Task Force)が定めた仕様に基づき,機器同士が相互接続できるか確かめる場。ここで得られた知見の多くは,IETFでの仕様策定の場に持ち帰られたり,相互接続のノウハウとして公開されることになる」と,イベントの意義を説明した。