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 日立ディスプレイズは,東京ビッグサイトで開催している「第2回 Display 2006」で,輝度500cd/m2のときの消費電力が65Wと低い32型のテレビ向け液晶パネルを展示した。画素数は1366×768である。同じ条件における同社従来品の消費電力は100Wだった。

 画素構造とバックライトの見直しによって,低消費電力を実現した。35Wの消費電力削減のうち「約25Wが画素構造の見直し,約10Wがバックライトの見直しによるもの」(日立ディスプレイズ)という。

 画素構造は,「IPS−Pro 2004」と呼ぶ世代のパネルに対し,さらに開口部を大きくした(図を参照)。具体的には,サブピクセルの中央部に配置する電極などの配線をより細くした。この画素構造のパネルは,日立製作所が2006年4月末から順次発売する液晶テレビの新製品(Tech−On!関連記事)に採用されるという。「2006年5月に稼働予定のIPSアルファテクノロジで生産されるのは,この画素構造のパネルになる」(日立ディスプレイズ)。

 バックライトについては,発光効率を改善したものを採用した。これは,今回の低消費電力品の展示のために組み合わせたバックライトであり,実用のタイミングは未定とする。

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