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 ニコンは2006年3月期(2005年度)の連結決算を発表した。売上高は7309億4300万円(前年同期比14.5%増),営業利益は665億8700万円(同118%増)と,売上高,営業利益ともに過去最高だった。これらの数字は,2006年2月に発表した前回予想も上回っている。

 部門別では,半導体用・液晶用ステッパの精器カンパニーで売上高が2423億1700万円(前年同期比14.0%増),営業利益が263億7500万円(同131.64%増)。販売台数は半導体用ステッパが159台(うち中古29台),液晶用ステッパ67台の計255台と,2004年度の339台よりも下回ったものの,第7・第8世代向け液晶用ステッパなどの販売台数増加によって売上高の拡大を実現している。

 映像カンパニーの売上高は4156億8500万円(前年同期比17.4%増),営業利益は343億6800万円(同104.1%増)。販売台数はデジタル一眼レフカメラが134万台(前年同期比29万台増),コンパクトデジタルカメラが711万台(同155万台増)と大幅に増えたことに加えて,円安の影響もあって営業利益が増加した。特に,コンパクトデジタルカメラの価格下落幅が予想よりも小さく,採算の改善につながったという。

 生物顕微鏡,工業用顕微鏡,測定機,半導体検査装置のインスツルメンツカンパニーも,売上高が549億(前年同期比5.2%増),営業利益が40億8500万円(同44.6%増)と増収増益,前回予想で営業損失を見込んでいたその他事業(カスタムプロダクツ,測量機,フレーム・サングラス,望遠鏡など)でも49億2900万円の営業利益(売上高は196億6000万円)を計上している。

 2007年3月期の見通しは,売上高が7800億円(前年同期比6.7%増),営業利益が620億円(同42.5%増)。精器カンパニーでは半導体用ステッパが170台,液晶用ステッパが82台の計299台,映像カンパニーではデジタル一眼レフカメラが175万台,コンパクトデジタルカメラが710万台の計855万台の販売台数を見込む。また,研究開発費は2005年度の371億円から470億円と約100億円を増加する計画だ。

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