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 東レは,日本ピグメントと豊田通商との合弁で,新会社「天津碧美特工程塑料有限公司」(Tianjin Pigment Engineering Plastic社)を天津経済技術開発区に設立した。新会社では,エンジニアリング・プラスチックやABS樹脂のコンパウンドや着色品の加工受託,製造を行う。年間の生産能力は1万t。東麗(中国)投資有限公司(TCH)による販売を通じて2006年下期から現地での供給を始める。

 天津市を中心とした華北地方では,日系自動車メーカーをはじめとして多くの部品メーカーが現地生産化を進めている。さらに北京市周辺でも,電機・電子部品メーカーが多数の加工拠点を設置している。東レは,こうした企業の事業拡大に対応するために,樹脂コンパウンド品の現地供給体制を強化する。

 東レは既に,華南では,樹脂の生産販売機能を2005年に再編/統合。華東では,1994年と2006年4月に現地法人を設立し,両社はTCH社が販売する樹脂コンパウンドの生産拠点として機能している。新会社の設立によって華北・華東・華南の3極体制が整う。同社は今後,各拠点の機能強化を進めるほか,高分子研究機能を持つ東麗繊維研究所(中国)有限公司を活用することで中国での樹脂事業をさらに拡大。中国全体での樹脂コンパウンド事業の展開を目指す。